椎間板ヘルニアとカルシウムの関係

椎間板ヘルニアとカルシウムの関係

椎間板ヘルニアは、椎骨のクッションの役割を果たしている椎間板が変成によって突出し、神経を圧迫することによって腰や下肢に痛みやしびれを生じさせてしまう腰痛症のひとつです。

椎間板ヘルニアの原因として一般的に言われるのは、加齢による椎間板の変成です。特に女性の場合は、閉経後に骨密度の減少が進むことから、椎間板ヘルニアに注意が必要だと言われるわけですが、丈夫な骨づくりは、男女問わず、若いうちからのカルシウム摂取が大事なのです。

ただしカルシウムは骨密度を高めるためだけに重要なわけではありません。
カルシウムのほとんどは骨にあるのですが、全体の1%程のカルシウムは血液や筋肉にも存在していると言われています。しかしこの僅かなカルシウムは、神経のはたらきをはじめ、人間の生命維持に重要な役割を果たしているため、骨からカルシウムを取り出して血液中のカルシウム濃度を維持しているのです。

体内でカルシウムが不足すると、筋肉の細胞でもカルシウム濃度のバランスが崩れて、筋肉の収縮に異常がでるわけですが、カルシウム不足によって筋肉が緊張しやすくなると言われるのは、筋肉の細胞にカルシウムが不可欠なものだからということが分かります。つまりカルシウムは骨だけでなく筋肉にとっても大切な成分だということです。

そして筋肉の緊張状態が続くと骨格の歪みにつながりますから、椎間板にも無理な荷重がかかり続けてヘルニアを誘発する変成を起こしやすくなるのです。

私たちの骨は、常に新しい骨に生まれ変わっていて、年齢にもよりますが、2年ほどかけて体全体の骨が新しくなるということです。骨も新陳代謝を繰り返すということですから、ダイエットや偏食によってカルシウムが不足することが、体にとって、また腰痛にとっても良くないということに気付かされます。

なおカルシウムは日々の食事によって体に吸収されるわけですが、カルシウム不足を補うためにサプリメントを活用することも効果があります。ただしカルシウムのサプリメントは出来るだけ品質の良いものを選ぶことが大事で、カルシウム単体ではなく、複数のミネラルと一緒になったサプリメントのほうが吸収率を高まりますのでおすすめです。また種類としてはイオン化カルシウムが、より吸収されやすく、不要なカルシウムは体外に排泄されます。

食生活においてカルシウム不足を実感されている方は、良質なサプリメントによってカルシウムを補ってみてはいかがでしょうか。