椎間板ヘルニアと腰痛について

椎間板ヘルニアと腰痛について

20111116日にNHKで放送された番組で、街頭でのアンケートによると、ほとんどの人が、腰痛=椎間板ヘルニアだと思い込んでいる。しかし、それは、大きな誤解である。という展開で番組は構成されていました。

ヘルニアはマクロファジーによって、消滅することも多いため単純に、手術しなければならないと決めつけるのは早いと言うのです。

マクロファジーというのは、白血球を構成している細胞のひとつで、脊椎の有無を問わず、ほとんどの動物に存在する原始的細胞で、別名を大食細胞とも言われています。

大食細胞と言っても、動物が食べ物を食べるようなことではなく、食胞に取り込んでいくのですが、その食胞に取り込むことを、食作用と呼ばれるのが、大食細胞とか貧食細胞と言われる所以のようです。

そのようなわけで、マクロファジーが食胞に、ウィルスや死んだ細胞の残骸、異物などを取り込んで分解していくのです。

番組に話を戻します。

マクロファジーがヘルニアを食べてしまうこともあるので、「ヘルニア=手術」と考えなくてもいいですが、ただ、しびれや麻痺がある場合、排尿障害などがある場合は、病院で診て貰う必要があると番組でも言っていましたが、それは当にその通りだと思います。

番組によると、そもそも、腰痛の85%は原因が分かっていないそうですが、それでは、腰の痛みの原因は何なのか・・・・。

番組で紹介していたのは「脳」と「腰痛」の関係でした。

確かに痛みは、その局所そのものに存在するのではなく、脳が痛みを知覚するから、痛いと感じてしまいます。

痛み(痛覚)は、全身のほぼ全域の組織や臓器でおこりますが、皮膚や粘膜におこる表面痛覚、筋肉、骨、関節などの深部痛覚、胃、腸などでおこる内臓痛覚に分けられます。

表面痛覚は、痛みを感じる部位がどこなのか分かりますが、深部痛覚や内臓痛覚は、痛みの部位がハッキリしません。

このうち筋肉痛は、血行不良状態のまま、筋緊張を続けるとおこるもので、筋内にキニンやカリウムが蓄積されて痛みが生じるようです。

痛みには、筋肉や血管の緊張→血行の悪化→発痛物質の蓄積→痛みの増大、という負のスパイラルが起こります。

腰痛に対処するためには、まず痛みの種類を認識することも重要なことかもしれません。