治療法

治療法

椎間板ヘルニアの治療法について説明します。

●治療の進め方:

検査・診断にて保存療法(理学療法・薬物療法・認知療法)もしくは手術(下記の理由)となります。

●手術が必要となるのは、歩行困難、排便障害、痛みで寝ることができないなど、神経の損傷が回復しない、急激な悪化などにあてはまるケースとなります。

●保存療法とは:

手術のような外科的治療を行わない方法のことを言います。保存療法には、理学療法、薬物療法、認知行動療法などがありますので、それぞれに対して簡単に説明します。

理学療法:

A:装具療法とは、コルセットなどを使い適度に固定する方法です。

B:牽引方法とは、専門の装置で引っ張る方法です。

C:温熱方法とは、痛む部分を暖めて和らげる方法です。

D:レーザー方法とは、レーザー(弱)にて痛む部分に当て痛みを和らげる方法です。

E:電気方法とは、微弱な電流を流して、痛みを抑え筋肉の萎縮を予防する効果があります。

F:徒手療法とは、解剖学、骨格学に基づいた整体やマッサージを行う方法です。

G:鍼灸治療とは、身体のツボを針、灸で刺激して筋肉の緊張と痛みを和らげる方法です。(東洋医学)

H:運動療法とは、適度な運動により筋肉と靭帯を和らげる方法です。痛みの意識も気を紛れさせることはとても重要なことになります。

●薬物療法:

A:炎症を抑える薬剤は、非ステロイド系の消炎鎮痛剤、痛みに対してはオピオイド系鎮痛剤、もしくは、痛みを伝える神経を抑えるノイロトロピンなどを投与します。

B:ビタミン剤

  B12は神経の活動を維持、または、末梢神経の修復に役立つと言われています。

C:プロスタグランジン製剤

  主に脊柱管狭窄症に使用します。

D:筋弛緩剤

  筋肉の緊張を緩和させる薬剤です。

E:抗うつ剤・抗てんかん剤など

  神経の活動を抑制して痛みを緩和します。

F:漢方薬

G:神経ブロック療法

  注射にて痛みを伝える神経の働きをブロックします。

●認知行動療法

クライアントの行動、認知、感情、環境などから痛みを捉え、緩和を目指していく治療法です。

たとえば、痛みを伴いながらも、行動ができることを患者に自覚してもらうことも含まれています。

●基本的に椎間板ヘルニアの治療方法は、保存療法となりますが、ヘルニアの約80%は自然治癒するとされています。