椎間板ヘルニアに関わる筋肉「腸腰筋」

椎間板ヘルニアに関わる筋肉「腸腰筋」

腸腰筋に負荷がかかり、過緊張状態が続くと椎間板ヘルニアを引き起こす可能性があります。
腸腰筋は深層筋肉(インナーマッスル)と呼ばれる、大腰筋・小腰筋・腸骨筋の3つからなっています。

人が運動することにおいて、さらには生命活動として非常に重要な役割を持った筋肉です。
腸腰筋は動作中に体を安定させながら骨盤をコントロールして、大きく強いストライドを生みだす原動力となっています。

激しい運動をしている若い人やお腹の出っ張った樽状の体型の人は、この筋が緊張しやすく、腰椎の前弯増強が強くなり、腰椎の階段状変形などがみられます。

腸腰筋の痛みは腰に現れるため、洗顔時などの腰を曲げる(股関節屈曲位)と痛みが出る時はこの筋肉が原因の場合があります。
骨格に影響を与えている起立筋や大腰筋の硬縮は骨盤の歪む原因となり、椎間板軟骨を圧迫します。これが持続することで軟骨は脱出します。所謂、椎間板ヘルニアに発展します。

 腸腰筋には下記のような働きがあります。

1)股関節を屈曲や外旋させ、仰臥位で脚を上げるときなどに力強く働きます
2)骨盤内面についている腸骨筋は、足を固定した状態で力を入れれば骨盤を前傾させる
3)腰椎を斜め前方に引き下げ脊柱のS字型を維持する。

・腸骨筋
腸骨窩から始まり大腿骨小転子で停止します。
大腿骨を外側方に向けます。

・大腰筋
第12胸椎~第4腰椎の椎体および肋骨突起から起こり、大腿骨小転子で停止します。
脊柱(背骨)の屈曲を行う腰の支柱筋肉の1つです。「屈筋」に分類されます。
股関節を屈曲し、大腿骨を前上方にあげ同時に外旋します。
下肢を固定した時は腰椎および骨盤を前下方に引きます。

・小腰筋
第12胸椎~第1腰椎の椎体外側面から起こり大腰筋の前面を下り、腸恥隆起で停止します。
腸骨筋膜に分散して、腰椎を外側方に曲げる働きをしています。