意外と早くから始まる椎間板の老化

意外と早くから始まる椎間板の老化

体を支えている背骨は、24個の椎骨が連なっています。
その骨と骨の間には椎間板があり、運動したときの衝撃を吸収し、また骨どうしがぶつからないようにクッションの役目を果たしています。

背骨の24個の骨のうち下の5つを腰椎といいますが、この部分が体重の6割を支えているのです。
したがって腰椎椎間板には上半身を支える圧力がつねにかかっており、休むことなく動作を強いられているので、身体のなかでも老化が早く訪れてしまいます。

成人の体型がほぼ完成する20歳くらいを境に、体組織は老化を始めます。
外見からわかる老化現象は、中高年をすぎて顕著にあらわれますが、自覚することが困難な内部の老化は、想像以上に早い時期から進行していくのです。

椎間板は10代では約80パーセントの水分を含んでいますが、年齢と共に水分が減ってしまい弾力性が少なくなってきます。
そのため背骨に力が加わっても衝撃を吸収・緩和できなくなり、これまで何ともなかった動作が椎間板に負担をかけるようになります。
普段の何気ない行動がきっかけになって、髄核が飛び出しやすくなってしまうのです。

椎間板は弾力性を利用して平たく形を変えたり、元にもどったりと形状の変化を行っているのですが、椎間板が変性してもろくなると、外側の線維輪が裂けて中味の髄核が飛び出してしまうことがあります。
飛び出した髄核が、周囲の神経を刺激して痛みを引き起こす原因になり、「椎間板ヘルニア」という状態になるのです。
  
椎間板の老化は個人差がありますが、幼少のころからの食生活がかなり関係しているようで、老化が著しい人は椎間板ヘルニアになりやすいと考えられます。
幼少のころからバランスよく栄養をとり、とりわけカルシウムを十分に摂ってきた人は、椎間板や骨は老化しにくいといわれています。

椎間板には血管が通ってないため組織の劣化や損傷が起きても、再生することはできませんので、日頃からカルシュウムを積極的に摂取して、老化の進行を遅らせるようにしましょう。
カルシムの摂取は、高齢者に多い骨粗しょう症を防ぐためにも必要なことです。