「椎間板」ケアの重要性

「椎間板」ケアの重要性

「椎間板」という言葉は、椎間板ヘルニア・・・などと腰痛の話題の中でよく出てくる名前です。
腰痛の原因の中で、椎間板にかかわるものはとても多く、重要なポイントを占めています。

椎間板は、脊椎骨と脊椎骨の間にある一種の軟骨で、クッションの役割を果たし、背骨が自在に動くように働きます。

脊柱(背骨)は頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨などたくさんの椎骨が連結してできていて、その椎骨同士をつなげているのが椎間板です。
身体を前にかがめたり、後ろへ反らしたりする時、椎骨は硬いので変形しないのですが、その代りに椎骨間の椎間板が変形することで脊柱が屈曲・伸展をすることができるのです。

椎間板は平べったい楕円形をしていてゴムのように形が変形します。
アンパンのような構造をしており、線維輪、髄核、終板という3つの組織からできています。

髄核はアンコの部分で椎間板の真ん中にあり、水分が多くゼリーのようなものです。
パンの部分にあたる線維輪は髄核の周りを囲んでいる硬い組織でバームクーヘンのように層を作って取り囲んでいます。
終板はパンの表面で、椎間板が背骨にくっつく平べったい接続部分です。

髄核は、人が生まれたばかりの時に水分量が最も多く、年齢と共に枯れて水分が減っていきます。
椎間板にはもともと血管が少なく、大人になると全くなくなります。
血管が少ないので、椎間板には栄養が行きにくく、一度傷つくと元に戻ることはほとんどありません。

加齢による損傷が避けられないということは、クッション材としての機能は加齢とともに低下してしまうということになります。
残念ですが、仕方のないことで、年齢を重ねるたびに十分なケアが必要になってくるのです。

椎間板を守るために下記の事が必要になります。

・適度な運動
椎間板への栄養を十分に供給するために、腰痛体操やストレッチで血行を良くします。
椎間板への負担を軽減するために、腰部周辺の筋肉の柔軟性や筋力アップをします。

・姿勢
椎間板に強い負担がかかるのは、前にかがんだ時や、さらにそれにひねりの動作が加わるときです。
仕事などでそういう動作をするときは十分に気をつけなければなりません。
また、長時間同じ姿勢でいる時には、適切に休憩をとり簡単な体操をするなど、日常生活でよい姿勢を心がけることが大切です。

・栄養
椎間板は軟骨です。
骨に必要なカルシュウムは勿論ですが、グルコサミンやコンドロイチンも重要な栄養素です。
サプリメントも含め、日頃から積極的に摂取するようにしましょう。

前に述べましたが、椎間板は加齢に伴い損傷しやすい部位です。
椎間板をなるべく健全に、長く使っていくためには、自分自身で意識して大切にしてやらなければなりません。