椎間板ヘルニアの治療期間

椎間板ヘルニアの治療期間

椎間板ヘルニアが発症した時は、激痛に襲われることが多く、「もう歩けなくなるのではないか」、「ずっとこの痛みが続くのではないか」などとついつい悲観的になってしまいます。しかし、椎間板ヘルニアは、多くの場合発症してから3~6カ月ほど経過すると縮小したり消失したりして、痛みがなくなります。

勿論、この期間は椎間板ヘルニアの症状や患者さん自身の体質、ライフスタイルによっても変わってきます。

潰れてしまった椎間板自体が完全に回復するのは極めて難しいのですが、椎間板ヘルニアの多くは半年程度の間に治癒してしまうことが多いと言われています。
ただし、ひどい神経症状が出て、歩行困難や排泄異常の場合には緊急手術が必要になります。

椎間板ヘルニアの多くは良性なので、症状が軽い段階なら安静にしているだけでも激痛を緩和することができます。

病院で診察を受ければ、内服や座薬による鎮痛剤、筋弛緩剤、ステロイド剤による治療で、多くの場合痛みは3~4日で軽くなります。

痛みが和らいだら、温熱療法などの物理療法やウォーキングなどの運動療法、コルセットなどの装具治療で様子を見ることが可能となります。

保存療法によって、3ヶ月から半年ほど経つと痛みが自然に改善していきます。
その理由としては、人間の体に備わっている自然治癒能力によって、「背骨の構造の変化が、それなりに次第に安定した形になる」であるとか、「痛みに対する防御反応で痛みの感じ方が鈍くなる」、さらには「ヘルニア部分に炎症が起こらなくなる」などが考えられています。

保存療法でもあまり改善がみられない場合には、仙骨硬膜外ブロック、選択的神経ブロック、椎間板内ステロイド注射などによる注射療法が行われます。

したがって、椎間板ヘルニアは緊急に手術が必要な場合を除けば、治療を根気良く行うことで手術をしないでも徐々に改善されて行くもので、その期間は概ね半年程度です。