椎間板の再生能力

椎間板の再生能力

椎間板はブロック状の脊椎の間にはさまっている特殊な軟骨組織であり、脊椎とともに体を支え体にかかるショックを吸収します。
また、軟骨である椎間板があるおかげで背骨は動きます。

しかし、この椎間板には血管がなく栄養補給が難しい上に、常に大きな負担がかかる部位でもあることから、体の中で最も早く老化が始まる組織でもあります。

椎間板が変性し弱った状態で大きな外力や繰り返しの負担がかかると、椎間板の中身の髄核が飛び出し神経を圧迫してしまいます。これが椎間板ヘルニアです。

また、椎間板が水分や栄養分を失いガタガタになって腰椎がズレる腰椎すべり症など、さまざまな病気を発生することになります。

また、背骨の変形がひどくなると、脊柱管が狭くなり中を通っている神経が圧迫されます。
いわゆる脊柱管狭窄症で、足が痺れ、痛くなり、時として歩くのが困難となる間欠性破行の症状が出てきます。

このように椎間板はとても重要な部位で、できることなら老化や変性はなるべく防ぎたいものです。

実は、現在、軟骨には再生能力があることが分かってきています。椎間板の外側の繊維輪は繊維軟骨で、変成した椎間板が再び安定した状態に戻り、神経を圧迫しなくなるということになり、これは決して珍しいことではないのです。

擦り減った軟骨が再生能力を発揮するためには、関節の位置や角度を正常に戻すことが必要不可欠なのです。
つまりせっかく軟骨に再生能力が備わっていても、姿勢が悪く骨盤や間接が歪んでいれば、再生が阻害されることになるのです。

これを椎間板と腰椎で考えるなら、背骨を正常な位置に戻すということになります。これはカイロプラティック治療では一般的な考え方ですし、姿勢を正しく保ち腰への負担を減らすことは、腰痛改善の基本です。

ごく基本的な姿勢や生活習慣の改善だけで椎間板が安定したり、再生するとは言えませんが、背骨の状態が正常になることで、椎間板の変性が正常になることがあるのを、経験のある医師なら知っています。

辛い椎間板ヘルニアですが、椎間板の再生を期待し治療に励むようにして下さい。