椎間板ヘルニアとMSMサプリメント

椎間板ヘルニアとMSMサプリメント

ヘルニアとは、臓器等が本来あるべき部位から突出している状態のことで、代表的なヘルニアには、椎間板ヘルニアや脱腸ヘルニア等があります。

椎間板ヘルニアの場合は、椎間板の中心部にある髄核が突出している状態をいうのですが、椎間板ヘルニアによる下肢や腰の痛み、坐骨神経痛の症状は、この突出したヘルニアが神経を圧迫しているため発症します。

髄核が突出するのは、椎間板の外側部分の繊維輪が変性してもろくなることが要因のひとつと考えられています。

椎間板の繊維輪は軟骨が主成分であることから、加齢による変性を防ぐためにコラーゲンやコンドロイチンなどの成分を、経口サプリメント等で補給することが良いとする意見があります。

しかし、コラーゲンやコンドロイチンを経口サプリメントで補給するのは、日本特有の傾向のようで、サプリメント先進国のアメリカなどでは、そのような慣習はないようです。
アメリカでは、こうした軟骨成分の補給をするには、コラーゲン等を食事から摂ればいいという考え方が一般的なのです。

考えてみれば、コラーゲンの主要成分はタンパク質ですから、サプリメントで摂取しなくても栄養価の高いバランスのとれた食生活を送ることで、コラーゲンの補給は十分できます。

即ち、コラーゲンはサプリメントで摂取するのではなく、規則正しい栄養バランスのとれた食事をしていれば十分であるということなのです。

アメリカ的な考え方は、コラーゲンをとるためのサプリメントにお金かけるのではなく、コラーゲンの弾力性をより高めてくれる「MSM(メチルスルフォニルメタン)」を摂る方が良いというものです。

MSMとういうのは、ミネラル成分の硫黄の一種で、コラーゲン成分にかぎらず、あらゆるものに弾力性を持たせてくれるという特徴があり、MSMサプリメントは、スキンケア、ヘアケアなどの美容サプリとして、日本でも人気の高いサプリメントです。

コラーゲンは体のあらゆる部位(筋肉や臓器、粘膜など)に存在していますので、MSMサプリを摂取することで、体中のコラーゲンの弾力性がアップするわけで、体全体の健康に良い効果があるということです。

しかし、コラーゲンやMSMを多く補給しても、劇的に椎間板ヘルニアの症状が改善されるわけではなく、長い目でみると痛みの緩和などに効果を表してくれるだろうというものです。

コラーゲンやMSMサプリメントを摂取する最大の目的は、椎間板ヘルニアの予防策として使用するということになるでしょう。

MSMサプリに期待できることは、美容と健康をしっかりフォローしながら、ヘルニアの予防にもなるということではないでしょうか。