椎間板の老化は早い

椎間板の老化は早い

腰椎椎間板ヘルニアの原因は、腰に負担がかかる姿勢を続けることと、もう一つの要因として、加齢があります。

加齢とともにヒアルロン酸や椎間板内の水分が減少し、椎間板の弾力が失われるため、ヘルニアになりやすくなります。

椎間板ヘルニアの要因の一つとして上げられる椎間板の老化は、20歳ごろから始まり、だんだんと弾力性を失っていくといわれています。

背骨は24個の骨が積み重なってできていて、椎間板はその骨と骨の間にあって、運動したときに衝撃を和らげたり、骨どうしがぶつかりあったりしないようにクッションの役目をしています。

背骨の24個の骨のうち下の5つの腰椎が、体重の6割を支えているため、腰椎椎間板にはものすごい負荷がかかっていて、老化や変性が始まるのが20代と非常に早いのです。

椎間板の中心部にあるゼリー状の髄核は、若い頃は90%が水分でできているといわれています。
しかし、年齢とともにその水分量は減少して、粘り強さがなくなります。
また、髄核の外側部分の軟骨である繊維輪も厚みが薄くなり、老化とともに亀裂が入りやすくなっていきます。

椎間板の厚みが薄くなると、背骨同士の噛みあわせも悪くなりますし、椎間板への衝撃も大きくなり、椎間板自体もつぶれてしまい繊維輪が外側にせり出しやすくなります。

つまり、老化によって髄核の水分量の低下と、繊維輪の弾力の低下が起こり、それが椎間板ヘルニアにつながるのです。
繊維輪に亀裂が生じると、中の髄核が繊維輪の外にはみ出して神経を刺激するようになります。

激しいスポーツや重労働を行うこと、姿勢が悪いことも椎間板の老化を促進し、ヘルニアの症状を悪化させます。

老化現象という言葉は、「お年寄りの事で若者は関係なし」と思ってしまいますが、20代の青年でも老化によるヘルニアは可能性として十分に考えられるのです。
つまりは成人のほとんどが、椎間板ヘルニアの要因を抱えているという事になります。
また椎間板の老化は「遺伝が関係しているかもしれない」とも言われています。

身内にぎっくり腰になりやすい方がいらっしゃる場合は、自分もぎっくり腰=椎間板ヘルニアになりやすいと心得ておいたほうがいいようです。