LLST療法とは

LLST療法とは

LLST療法(腰椎前弯維持療法)は、腰の自然な前弯を維持するために考案された治療法で、保存療法や手術の後に行うと、坐骨神経痛や腰痛の再発防止に効果があります。

LLST療法とは、「正しい姿勢を保つことで、腰痛のない生活を送っていこう」という目的で、座ったときにできる背骨の自然な湾曲を保持する為の指導法です。

椎間板ヘルニアも多くは姿勢の悪さが要因で発症します。
日常生活の中で仕事をしていると、椅子に座ったり自動車を運転するなどの状態を避けることは現実的には不可能です。

腰椎椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛や腰痛に悩まされている患者さんにとって、LLST療法の基本となる姿勢と日常生活のポイントは以下の通りです。

1、年齢に応じた適度な湾曲具合を保つこと。

2、中腰や前屈をできるだけ減らすように、膝関節と股関節をうまく使う

3、手に物を持つときは、前かがみにならず、できるだけ物の方を体に近づけ、膝を曲げて股関節を利用して持ち上げる。腕の力だけに頼ろうとしないこと。

4、常に背筋・腹筋の両方に適度な緊張を保ち、筋肉の力で椎間板と靭帯でできた背骨を支える(背骨を筋肉で支えるように意識すること)

5、腰を捻った状態で前かがみになったり、後ろに反ったりしないこと。

6、良い姿勢であっても、どの姿勢(立っていても、座っていても、歩いていても)同じ姿勢を30分以上続けない

これらのことは、いかにすれば日常生活で腰にかかる負担を少なくして過ごすことができるかを網羅した、「注意書き」のようなものです。

また、私たちが日常生活で普通にやってしまがちな、腰に負担をかける悪い癖を
 指摘しているものでもあります。

例えば座った姿勢をしているときは、湾曲を保つために腰枕などを使うことも有効ですし、寝ているときにも、腰枕をすると楽に眠れることもあり、このようなことを実践する事もLLST療法であり、積極的に取り入れたい方法です。

日赤医療 センターも推奨するLLST療法のポイントを正しく理解してを実践していくと、腰痛の予防につながります。