MRI検査

MRI検査

腰椎椎間板ヘルニアの診断では、問診や理学所見、症状のチェック、そして画像診断が行われます。

また画像診断については、腰椎椎間板ヘルニアの診断の場合はレントゲン写真ではヘルニアは画像に現れない為、正しい診断をするためにはMRI検査が欠かせない方法となります。

MRIとは、従来のレントゲンやCTスキャンとは異なり、X線ではなく磁石の力を利用して体の中の器官、構造などを自由に断面化することができる方法ですし、被爆の心配もありません。

レントゲンで確認できるのは、患部と思われる椎間板を他の部位とのサイズで比較して推測する程度ですが、MRIでは脊椎の鮮明な画像に加え、痛みの原因となっているヘルニアが神経を圧迫している様子も鮮明に確認することが出来ます。

しかし、画像診断をする際、MRIだけを用いるというケースはあまりなく、腰椎椎間板ヘルニアの診断では、空間的解像度がMRI よりまさっているCTスキャンの画像も採用されます。

また、MRIで腰椎椎間板ヘルニアを確認するための撮影には、30分~40分の時間を要するため、痛みで我慢できない場合などは、CTスキャンの結果と上手く照合させて、結果を導く方法も広く用いられています。

また、閉所恐怖症の方の場合には、腰椎椎間板ヘルニアの痛み以外の問題として、30分~40分の間、狭い空間に閉じ込められることが耐えられない場合もあります。

閉所恐怖症の方は検査をする前に、医師に必ずその旨を伝えることが必要になってきます。また、大きな音や擬音のような音が数十分続きますので、閉所恐怖症でない方でも気分が悪くなってしまうこともあるようです。
このようなことから、最近では閉所恐怖症の方にも有効な、オープン型のMRIも開発されてきているようです。

しかしながら、MRIでは、わずかな椎間板の突出でも誇張して写ることがあり、断面を撮影する角度などついても難しい部分があります。
MRIをチェックする場合、経験の多い医師でなければ分かりにくいという面もあり、この場合には、結果を出すためには問診結果や理学所見のデータが重要になってくると思います。

また、腰椎椎間板ヘルニアの自覚症状などがあいまいな場合などには、画像診断が特に重
要となり、CTやMRIは欠かせないものです。

医療機器の進歩と共に、最近の脊椎脊髄外科の進歩も目覚しいものがあるそうで、20年前では治療が不可能と言われていたような疾患でも、治療成績がかなり向上してきたといわれます。