椎間板ヘルニアの原因となる「日常生活の動作」

椎間板ヘルニアの原因となる「日常生活の動作」

人間の背骨は、24個の椎骨で構成されています。
そして、椎骨と椎骨の間には、緩衝材の役割をはたす軟骨組織の「椎間板」が存在します。

椎間板は、
・中央部の丸いゼリー状の髄核
・その周りを囲む繊維輪
・上下の軟骨性の終板
という、はっきりと分かれた3つの組織によって構成されています。

中央部の髄核は、ムコ多糖類と膠原繊維からなり、弾力性に優れ、運動時や荷重が掛かった時に、重要な役割を果たします。
しかし、加齢と共に組織変性を起こし水分量が減少し、弾力性を失っていきます。

また、椎間板の栄養血管は、30歳までに消失してしまうため、栄養供給と代謝老廃物はリンパ液と細胞外液の循環のみが行う事になります。

このようなことから、椎間板の変性(老化)は人間の体の中で一番早く、20歳を過ぎる頃から始まるといわれています。

老化が進行することで、ちょっとした動作による衝撃や圧迫に耐えられなくなり、髄核が突出しやすくなります。

椎間板の老化に加えて「日常生活での動作」が引き金となり、椎間板ヘルニアが引き起こされることも多々あります。

椎間板ヘルニアの原因となる「日常生活での動作」には、「姿勢」の悪さがあります。
立った時や、歩くときの姿勢の悪さは勿論のこと、デスクワークや車の運転などで長時間同じ姿勢で過ごす事も、椎間板ヘルニアの原因となる「日常生活での動作」です。

・歪んだ姿勢が続くと、限られた腰椎に負荷が集中してしまいます。
・毎日「固定」された姿勢を続ける事によって筋肉疲労が蓄積されます。
・寝不足が重なると、筋肉の回復が不十分となり血行が悪くなります。

椎間板ヘルニアは以上のような「日常生活での動作」がきっかけとなる場合が多いのです。
これらのことは意識をする事で改善できる場合が多々あります。

・正しい姿勢を身につける事
・「固定」された姿勢を強いられる場合には、できるだけ休息をとり体を動かすこと
・規則正しい生活をする事(睡眠時間を充分にとる)

以上のようなことを意識することで、予防や再発防止につながっていきます。