椎間板ヘルニアの原因は?

椎間板ヘルニアの原因は?

何らかの拍子に突然キリキリと腰が痛み始め、前かがみで洗顔するのも靴下を履くのも苦痛で、笑っても、くしゃみをしても痛みがあるという腰痛体験をした方も多いのではないでしょうか。

このような痛みの原因として、腰椎椎間板ヘルニアが考えられます。
この疾患は、比較的若い人から中年に多く、腰に負担をかけるような仕事やスポーツをしている人に多く見られます。

椎間板ヘルニアは頚椎や胸椎にも発生するのですが、もっとも多いのが腰椎の椎間板ヘルニアです。

人間の背骨は、椎骨が縦に積み重なった構造をしていて、椎骨と椎骨の間に椎間板が存在し、衝撃を吸収するクッションの役目を果たしています。

椎間板の中心部は「髄核」という水分の多いゼリー状の軟骨があり、その周囲を「繊維輪」が取り囲んでいます。

椎間板ヘルニアは、多くの場合で何らかの原因でその繊維輪に亀裂が入って髄核が飛び出し、神経を圧迫する状態をいいます。
繊維輪そのものが、変性で形を変え神経を圧迫する事もあります。

脊柱の大事な構成要素である椎間板は姿勢の維持や体動時には常に外力にさらされています。
二本足で立つことや歩行、 また、座る姿勢で正しい姿勢でさえも椎間板にかかる負担は他の脊椎動物よりも大きいことは間違いありません。

かつ、椎間板は内部に血管が存在しない組織です。
即ち、人体の他の組織以上に椎間板は外傷や加齢性の変化の影響を受けやすく、きわめて修復・再生しにくい組織といえるのです。

繊維輪の老化と椎間板に加わる外傷が関係して、繊維輪に亀裂が入るものと思われます。外傷の程度はさまざまであり、小さな外傷が繰り返して起こることもあれば、一度の大きな負荷が原因となることもあります。

例えば、くしゃみが原因となる場合もあれば、重労働やスポーツが関係しているともいわれていますが、実際のところははっきりと判らないのが実情です。