椎間板ヘルニアの原因・症状・予防策

椎間板ヘルニアの原因・症状・予防策

【椎間板ヘルニアの原因と症状】
 
椎間板ヘルニアは、あるひとつの原因で起きるわけではなく、いろいろな要因が重なって発症します。
重労働・喫煙などの環境要因に加え、複数の遺伝子が関与するとされる多因子遺伝病であるともいわれています。

腰椎椎間板ヘルニアの場合、始めは激痛を伴うことが多く、臀部から足にかけ、ズキンと脚をえぐられるような猛烈な痛さがあります。ほとんどは左右どちらかに起こる片側性です。

その他、下肢のしびれ、階段を降りるときや歩くときにも力が入らない、尿の出方が弱いなどの症状が出ることがあり、睡眠を妨げられるほど痛むこともあります。
この痛みは、咳やくしゃみで増悪するのも特徴的です。

背骨は痛みが出ている側とは反対側に横に曲がり(疼痛性側弯)動きにくくなり、重いものをもったりすると痛みが強くなることがあります。

しかし、最初の激痛は比較的短期間で治まり、のちに下肢への鈍い痛みになり、次第にそれも消えていく、といった経過を取るようです。

腰や足の痛みが軽くなってから、膝折れやスリッパが脱げるなどの筋力低下がゆっくり起きることもあるので注意を要します。

また、排尿・排便の感覚がわからなくなったりする場合は、とても重篤な状態なので緊急に対処する必要があります。

【予防対策】

20代から40代の年代の方で、腰に大きな負担をかける方に多く見られる疾患ですが、最近は運動不足によって腰周りの筋肉が弱くなり起こるケースも増えています。

脊椎を支えているのはその周囲を取り囲んでいる筋肉です。
筋肉が強靭であれば、背骨はなくても人は立っていられるといわれるほど、筋力は重要です。

脊椎を支える筋肉を鍛える事で、腰椎にかかる外部からの衝撃を緩和する事が可能になり、椎間板ヘルニアを予防する事が出来ます。

運動不足を解消する事も重要なポイントですが、いきなり負荷の大きなウェイトトレーニングを行うと却って逆効果になってしまいます。

まずはウオーキングなどの軽めの有酸素運動から始めて、筋肉がつきやすい体内環境を作っておきましょう。

筋肉はタンパク質から出来ていますので、良質なたんぱく質の摂取も必要となります。
運動と栄養バランスのとれた食事が、筋肉を強くしなやかにするためには非常に重要な要素となります。