椎間板ヘルニアの種類:脱出型

椎間板ヘルニアの種類:脱出型

椎間板ヘルニアはその突出の仕方によって、種類が別れています。

椎骨と椎骨の間にある椎間板は、アンパンのような構造で、クッションの役割を果たしています。

中心部に水分を多く含んだゼラチン状の髄核があり、その髄核を守るために繊維輪という軟骨が外側から包んでいます。
外側には、パンの外側にあたる繊維のある厚い軟骨、内側はパンのアンコにあたる柔らかいゼラチン状のものといった構造です。

椎間板は振動や衝撃が直接脳に伝わることを防いだり、ねじったり曲げ伸ばしをしたりなどの柔軟な動きができるように補助をしています。

その椎間板に、大きな力が加わったり変性などで、繊維輪に亀裂が入って、中の髄核が
繊維輪を突き破って飛び出してしまう事があります。
これが、脱出型の椎間板ヘルニアです。

飛び出した髄核は、脊柱管内や椎間孔内に入り、神経根を圧迫して、腰痛や腹痛、また下肢のしびれや痛みといった坐骨神経痛の症状を引き起こしてしまいます。

脱出型ヘルニアの症状は、突然の激痛に襲われ腰から足先にかけて痛みやしびれがあり、筋力の低下を招きます。

繊維輪にヒビが入り、突然髄核が飛び出してくることもあり、その飛び出した瞬間は、ぎっくり腰のような猛烈な痛みが起こるのです。

その後も腰を曲げないと立っていられないほどの激痛と下肢の痛みがあります。
前傾姿勢も椅子に座っているのも苦痛で、横になっている時だけが楽だというのが一般的な症状です。

悪化すると、咳やくしゃみでも激痛が起こります。ひどい場合は排尿ができなくなる場合もあります。

しかし、この脱出型ヘルニアは、激しい痛みがありますが、安静や薬の服用でその症状は次第におさまり、個人差はありますが数ヶ月~半年程度で症状はおさまってくるのが
特徴です。