根性坐骨神経痛

根性坐骨神経痛

坐骨神経は腰椎や仙椎から出る神経根が数本集まってできる太い神経で、腰部から下肢の足先まで走行する太くて長い神経です。

坐骨神経痛を生じる場合、脊柱管の中か、或いは脊柱管から出てすぐに神経が障害を受ける場合の「根性坐骨神経痛」と、臀部の筋肉(梨状筋)などに原因がある「坐骨神経痛」があります。

通常坐骨神経痛といえば「根性坐骨神経痛」のことをいうのですが、原因は腰椎椎間板ヘルニアや腰椎分離症・すべり症、脊柱管狭窄症などいろいろあります。

痛みの原因は、神経が障害を受け炎症を起こしているためで、この炎症がおさまれば痛みや痺れの症状も軽快します。

腰椎椎間板ヘルニアのように急性期の激痛を伴う坐骨神経痛の場合には、安静にする事や消炎鎮痛剤の使用、神経の活動性を高めるためにビタミンB12の服用などにより、3~4日で痛みがおさまります。
症状改善されない場合には硬膜外ブロックなどもおこないます。

腰椎椎間板ヘルニアの場合、ヘルニアの出方、大きさなどで痛みが激しくなったり、通常は片側にしか現れない症状が、両足にあらわれる事があります。

下肢痛はしびれやだるい感じの場合もあります。
また、腰痛が主で下肢痛が少ないときや、下肢痛が主で腰痛がほとんど無いこともあり、診断が困難になる場合があります。

診断は神経学的所見である程度予測できますが、ヘルニアはレントゲンでは確認できない為、MRI検査(磁気共鳴画像)で判断することになります。