神経ブロック注射

神経ブロック注射

椎間板ヘルニアは自然治癒することが多いので、通常は手術を行わないで保存治療が進められます。

ある程度の期間保存治療を行ってみても効果が出ない場合には、神経ブロック注射が行われることがあります。

神経ブロック注射は即効性があり鎮痛効果が高く、整形外科や麻酔科、ペインクリニックで受けることができます。

ブロック注射には、感覚神経ブロック、運動神経ブロック、自律神経ブロック、筋肉ブロック、関節ブロックなど数種類がありますが、このうち椎間板ヘルニアで行われるのは痛みの伝達を遮断するための感覚神経ブロックです。

注射を打つ場所によっても名称が変わり、代表的なものに椎間板、腰神経叢、頸神経叢 (星状神経節)、後頭神経などがあります。

注射の打ち方には、下記のような種類があります。

・ファセットブロック・・・背骨の後ろ側の突起のあたりに打ち、神経伝達を断ち切り、局所的な痛みを和らげる。

・神経根ブロック・・・痛んで炎症を起こしている神経に直接針を刺す。

・椎間板内ステロイド・・・椎間板内にステロイド剤を注入しこみを抑えるもので、腰痛主体の正中型ヘルニアの場合に効果を示すことが多い。
脱出型のヘルニアであれば椎間板加圧注入を行うと劇的に 症状が改善することが多い。
ヘルニア部に直接打つので非常に施術が難しい注射です。
また、打つ薬剤は局所麻酔、抗炎症薬、神経破壊薬などがあります。

・永久ブロック・・・神経破壊薬によるブロック。 永久というわけではなく、3 ヶ月~2年間程度。 がん性疼痛や三叉神経痛などのように頑固で耐えがたい痛みに用いられることがある。

ブロック注射は、痛む所に直接麻酔薬を打つので高い鎮痛効果と即効性がありますが、一度の注射で劇的な改善は期待できず、3~4回必要なこともあります。

急に激しい痛みに襲われ我慢できない状態であれば、ブロック注射を受けてみるのも良いかもしれません。