腰椎椎間板ヘルニアの低侵襲手術

腰椎椎間板ヘルニアの低侵襲手術

腰痛は国民病ともいわれており、インターネット上には腰痛について様々な角度からの記事が数多く載っています。
それだけ、腰痛と闘っている人が多いということなのでしょう。

腰痛は筋肉の疲労が原因であれば、安静にしていれば良くなりますが、椎間板ヘルニアに代表されるような神経の障害に起因するものであれば、治療は困難になることもあります。

腰椎椎間板ヘルニアも、ヘルニアによって神経根や馬尾が圧迫を受け腰痛や坐骨神経痛の症状を発症するものです。

腰椎椎間板ヘルニアは自然消滅することが多く、通常手術は行わず保存療法で治療が進められます。

しかし、保存療法で痛みが改善されなかったり、患者自身がその状況から早く解放されて職場復帰などを望んだ場合においては、手術が行われることがあります。

従来、腰椎椎間板ヘルニアの手術となると大掛かりなもので入院日数も多かったのですが、最近は、1泊2日の入院で腰椎椎間板ヘルニア手術ができるようになりました。

これは腰椎の場合は「経皮的内視鏡椎間板ヘルニア摘出術(PELD)」という方法です。
直径6mmの微小内視鏡を使用して行う最小侵襲手術で皮膚切開が小さく、体にやさしい手術方法です。

中~大サイズのヘルニア又は中程度~強度の疼痛の場合に適応しており、内視鏡画像をモニターに60倍拡大して行ういわばハイテク手術です。

レーザー・ラジオ波でヘルニアを凝縮平坦化しますが、神経に触れず、出血や癒着が極小で後遺症もありません。

局所麻酔で1時間の手術となります。
傷口は6mmのため小カットバンのみで傷口をふさぎ、抜糸も必要ありません
手術当日歩行を開始し、翌朝退院となります。
しかし、現在では自費診療となっており健康保険の適用外です。

他に、軽度の椎間板ヘルニアの場合に効果がある、レーザー治療「経皮的髄核減圧手術(PLDD)」があります。
レーザーを照射で行うため、ほんの小さな穴をあけるだけで済むので、局部麻酔で所要時間は30分以内と日帰りで受けられます。
これも自由診療のため健康保険の適用外です。

健康保険が適用される手術で「内視鏡下椎間板摘出術(MED)」があります。
MED法は、わずか16mmの切開を加えるだけで処置が可能な術式で、全く筋肉などの軟部組織を骨から剥離しないため、出血が少なく、術後の疼痛も軽微です。
全身麻酔で行いますが、熟練した医者なら平均手術時間は1時間弱、入院は4~7日程度です。