椎間板が弱くなるのは・・

椎間板が弱くなるのは・・

背骨は24個の椎骨が積み重なって構成されており、中には重要な神経が通っています。
椎骨の前の部分を椎体といい、椎体と椎体の間に椎間板があり、クッションの役割を果たしています。

椎間板は中心部にやわらかいゼリー状の髄核があり、その外側を繊維輪という軟骨成分の組織が覆っています。

繊維輪に亀裂が生じ、中の髄核が飛び出ることがあり、後ろを通っている神経を圧迫して炎症が起こると、強い痛み・痺れ・麻痺などが起こります。
これが腰椎椎間板ヘルニアです。
(ただし、髄核がとび出すことなく椎間板自体が変性して神経を圧迫する事もあります。)

では、椎間板に亀裂を生じる原因とはなんでしょうか。

1、仕事で頻繁に腰をひねったり、振動が腰に加わったり、ねじれたりするとヒビが入りやすくなります。

2、喫煙すると椎間板に栄養が十分行き渡らなくなります。
たばこの含まれるニコチンは、血管を硬縮する作用があり、血液の流れが悪くなります。
血液によって栄養分が運ばれなくなった椎間板は弱体化していきます。

3、睡眠不足や過労が重なり全身が疲労すると、肝臓が疲労物質処理に重点をおき、新しい細胞生産の能力が落ちてしまい、 新陳代謝が悪くなります。
このような状況下では、椎間板繊維輪も劣化し弾力性が低下します。

4、人は日常生活の中で何気に色々な体勢をとりますが、それが正常でない場合には体に歪みを生じていきます。
身体の歪みは、つまり脊柱が正常な生理湾曲を失っていることになります。

そのため椎間板の特定部分にのみ負荷がかかるような状態になり、繊維輪が圧迫に耐えられなくなります。

5、ストレスが原因となることがあります。
精神的ストレスは全身の筋肉を無意識のうちに緊張させます。
この状態が続くと筋肉、内臓にも大きな負担がかかり全身が疲労していき、肝臓の機能が低下し、睡眠不足の時と同じような状態となります。

6、遺伝で生まれつき椎間板が弱い人もいます。

以上のようなことが考えられます。

取り分け体の歪み、つまり脊椎の歪みは肋骨の歪みを生み内臓全体を圧迫しますので、内臓の働きが制限され、他の内臓器官、血管、リンパ管等も制限を受けます。
また、歪みは睡眠不足ももたらします。

この事から、日頃の姿勢がとても重要となっていることは明らかで、自分の立ち姿勢、歩き方、椅子に座る時の姿勢、床や畳に座る時の座り方などはどのようにすれば良いのかをよく研究してみることが大切です。

もし、整形外科等に通院しているのであれば、医師や理学療法士から姿勢の指導を受け、「良い姿勢」を体に覚えさせるようにしてみて下さい。