腰椎椎間板ヘルニアの激痛に襲われたら

腰椎椎間板ヘルニアの激痛に襲われたら

椎間板は、椎骨の前側部分の椎体と椎体の間に存在していて背骨のクッションの役目を果たしている軟骨のことで、繊維輪軟骨(周辺の部分)と髄核(中心部分)で構成されています。

腰椎椎間板ヘルニアとは、椎骨間にある椎間板の内部から髄核が突出し、脊髄中枢あるいは末梢神経を圧迫し、激しい腰痛や下肢のしびれ、坐骨神経痛などを引き起こす病気の事をいいます。

「椎間板ヘルニア」は所謂腰痛症なのですが、「ぎっくり腰」や「坐骨神経痛」といった「症状名」とは違って、れっきとした「病名」であり、腰痛による痛みと、神経を圧迫することによって起きる痺れを同時に伴うのが特徴です。

二足歩行の人間の椎間板は、常に大きな負荷がかかっているため傷みやすい環境にあります。加えて急に外からの圧力などがかかると椎間板ヘルニアを発症しやすくなるのです。

診断は、椎間板ヘルニアそのものはX線に写らない為、現在では一般に侵襲性が無く、容易に画像上でヘルニア形態を把握できるMRI検査によって行われています。

多くの人の場合、椎間板ヘルニアは突如襲ってきます。
椎間板ヘルニアについて少し知識のある方は突如激痛に襲われても、ある程度冷静に対処できるかと思いますが、しかし初めて経験する痛みに対してはパニック気味になるかもわかりません。

椎間板ヘルニアは30~40歳代に多く発症していますが、どの年代でも起こる可能性はありますので、椎間板ヘルニアの激痛に襲われた場合の対処法を学んでおきましょう。

初期治療は、絶対安静が基本で、その後病院検査→治療となります。

1、発症から3~7日は可能な限り動かないように安静にしなくてはなりません。
2、激痛の原因は筋肉の炎症です。発症から3~4日までは患部を冷やし、痛みが治まってきたら冷やすのを止めて下さい。
3、痛みがある程度おさまって動けるようになったら、コルセットで患部を固定して、病院へ行きましょう。

急に激痛に襲われると、すぐにでも病院へ行きたくなりますが、動かない事が一番大切です。少し痛みが治まるまで安静にしてください。
後は整形外科で医師の指導に従って治療を開始すればいいのです。

治療は保存療法で行われるのが一般的ですが、髄核が脱出した「脱出型ヘルニア」は半年程度で自然治癒することが多いので、その間は腰に負担のかかる動作は避けて生活するようにしましょう。

ある程度良くなってから腹・背筋の強化などを図り、予防対策をとるようにすればいいのです。